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【書評】人生が変わる本 『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた』の要約・感想をまとめてみた

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「おすすめの自己啓発系の本を知りたい」
「紀里谷和明さんの本について詳しく知りたい」

こういった疑問にお答えします。

本記事の内容

・「地平線を追いかけて満員電車を降りてみた」要約

・感想

私はこの本に出会って、人生の本質について大切なことを学びました。
いま仕事を無理なく続けられているのも、ブログを始められたのも
この本の思想に大きな影響を受けたからと言っても過言ではありません。

1年前の私は夢や目標がなく、ただ漠然と日々を過ごす毎日
ただなんとなく仕事をして、なんとなくご飯を食べて眠って、また仕事をする

流されるように毎日が過ぎる中で、ふと何気なくみた本の表紙に目を奪われたのが購入のきっかけです。

この本はさまざまな悩みを抱える人に話が触れられていますが、
まぎれもなくあなた(自分)に向けられた物語です

つらい現実に直面した時、逃げずに迎え入れる勇気をくれる本になってくれます。

読むのにおすすめな人
今の自分を変えたいと悩んでいる方
自分を好きになれない人
やりたいことが見つからないで悩んでる

読むのにおすすめしない人
・すでにやりたいことが見つかっている
・自分のことが好き
・悩みがほとんどない

自分がおすすめに当てはまったら、きっとあなたの人生の見え方が変わる一冊になると思います。

それでは紹介していきます!

書籍「地平線を追いかけて満員電車を降りてみた」の基本情報

書名:地平線を追いかけて満員電車を降りてみた 自分と向き合う物語

著者:紀里谷和明

出版社:文響社

発行年月:2020年8月

定価:1,595円 (本体1,450円+税)

紀里谷和明さんってどういう人?

日本人でハリウッドデビューもした映画監督です。

元々写真家として活躍しており、ファッション誌、CDジャケット、ミュージックビデオ撮影、その後映画監督として、『GOEMON』、『ラストナイツ』などの映画を世に送り出しています。

個人的には Xjapanのyoshikiさんについてテレビで話されていた印象が強いので、ミュージシャンとも交流が深い、マルチに活躍されている方だと、思っていました。

元々は写真家の方なんです。

『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた あらすじ』

この本が教えてくれる5つのこと

この本は5つのテーマで構成されています。

目次

・成功したいあなたへ

・自分を好きになれないあなたへ

・やりたいことが見つからないあなたへ

・仕事が上手くいっていないあなたへ

・人生をあきらめかけているあなたへ

悩みを抱えた人の前に現れる不思議な劇場の「支配人」

と対話形式で描かれていて、読みやすく。

それぞれの悩みを、支配人との会話によって紐解かれていく物語です。

個人的には所々にちりばめられている、伏線、

シーンごとの写真をみて1つの映画を見ているような感覚になるところが好きです。

※この先はネタバレも含みますので、本を読んでいない方は、読了後をおススメします。

成功とは何か?

ぼったくりバーで騙された社会人の「翔太」
ぼろぼろに殴られた後にお金があれば幸せになれると言い放つのに対し
「支配人」はいくらあれば幸せになれるのか?と尋ねます。

2人の「お金」に対する価値観を比較すると下図のようになります。

人物お金の価値なぜ?誰から?
翔太お金があれば幸せになれるモテて、好かれるから他人に「世間」の目を気にする
支配人お金があっても幸せになれない重要なのは自分が何をしたいか誰も「自分」のことは、見ていない

この章ではは自分が本当に欲しいもを考えることの重要性を教えてくれています。

上の図のように自分が望むものではない他人が期待する自分になろうと努力する人は多いです。

翔太のように最初はお金が欲しいといった単純な欲求も、本質は人から馬鹿にされたくないからといったトラウマを克服するものでした。

何十年も頑張った末に自分が求めているものではないとしたらそれは悲惨な人生です。

「果たしてほんとうにわたしたちは、そんなにダメな人間なのでしょうか?今の自分にはつねに何かが足りなくて、違う自分にならなければ行けないと信じ込むのは、自分があまりにもかわいそうではありませんか?」

地平線を追いかけて満員電車を降りてみた

自分の人生を他人の目を気にせず突き詰める、そこに成功があると本を通して、解釈しています。

私も会社に依存しない「自分や家族に自由な時間を共有する」ことが目標です。

自分が本当に心から望んでるものは何でしょうか?

なぜ自分を嫌うのか?

自分のことは好きですか?と答えられたらあなたはどう返事をするでしょう?
自分も明確にYESと答えられるわけではないですが。

・頭がよくないから
・仕事でミスばかりするから
・見た目が好きじゃないから

即答できない人は、いろいろと嫌いな理由を持ってるはずです。

女優を目指す「優子」も両親に愛されなかった幼少期、親友と比較した自分をみて
生まれてきた価値がないと打ち明けます。

「支配人」は人間には「子供の心」「大人の心」2つの心があると話しています。

子供の心大人の心
「ハート」「感情」「無意識」「直感」好きだから、楽しいから、周りの目を気にしない、感情に根ざした存在「論理」「頭脳」「計算」人の目を気にして合理的な判断のもと人よりも有利にたとうとする道具

なんとなく私たちも、日々の仕事や昇進、肩書、名声にばかり目が行き、
子供の心を無視しがちですね。
自分に対して自身がない時、部下が成績で伸び悩んでるときは私もこの話をします。

目の前に、子供のころのあなたがいます。どうですか?

地平線を追いかけて満員電車を降りてみた

そう、自分が1,2際だった時の幼い自分を想像するんです。周りの期待に答えようと自分が本当にほしいもののために動けているかを確認するようになりました

彼女は何のわだかまりもなく世界を受け入れ、ただそこに存在している。なのにあなたは今の自分に「あなたは生きる価値のない人間だ」という言葉を投げつける。これは、もはや虐待だとは思いませんか?

地平線を追いかけて満員電車を降りてみた

自分の大人の心で判断ばかりをしていたら、苦しくなってしまいます。子供の心の存在を認めてあげること、自分の声に耳を傾けることが出来れば、自分に愛おしいといった感情が生まれてくるはずです。

自分のやりたいことは何か?

やりたいことが見つからない、自分には夢がない、
やりたくない仕事を毎日していれば心はすり減っていきますよね
私もそうだったように、ただ会社に通うだけの毎日は苦痛でした。

会社に何の目的もなく毎日を過ごす「翔太」は「支配人」に夢を持ちたいが、やりたいことなんてない、なぜ夢なんて持たなくてはいけないのか?と声を荒げます。

私たちの世界は「雑音」が多すぎると「支配人」は話します。

小さいころから夢をもつ、人に馬鹿にされる、無理だからあきらめる、自分の正直な気持ちを押し殺してしまうことに慣れてしまうと、苦しくなると、、、!

まずは、荒野の真ん中に一人で立つこと。そこで聞き逃してはならないのは、あなたが意図せず「思ってしまった」ことです。

地平線を追いかけて満員電車を降りてみた

やりたいとおもってしまったことを突き詰めて実際に行動に移して検証していく。
夢という言葉に縛られずに何者かになる必要はないんです。

私たちが何者になりたいのか?ではなく、どうありたいのかを考えるために複雑に絡まった時間をほどくには、声を聞くための時間が必要なのかもしれません。

『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた 感想』

私はは何回もこの本を読み返し、実践にうつしています。

自分の本当にほしいものは、お金や名声ではなく、自分に与えられる、自由な時間であること、

子供の心を大切に、ブログを書きたいと思てしまったことを検証し実践していること。

自分を突き詰めて核心を覗こうとすればするほど苦しいことも経験できました。

会社への向き方、家庭の向き方、何より自分への向き方が変わり、大きな影響力を与えてくれます。

対話形式でわかりやすく、アドラー心理学の「嫌われる勇気」

と共通する点もあるため、共感できる点が多くちりばめられていました。

同じ悩みや経験をしてる方にぜひ手に取ってもらいたい、そんな一冊です。

まとめ

ここまで紹介してきた章は本の一例です。
仕事がうまくいっていない時、人生で失敗しそうなとき、
各章の登場人物の悩みは、今現在の私たちの悩みの投影かもしれません。

自分が何をしたいのかを知れるのは自分自身であり、それを知るのは、つらく苦しい道のりを歩くこともあるかもしれません。

この本の言葉を借りるなら他人との比較や、社会で作られた期待はほとんどが幻想のようなものです。

自分と向き合うことによって、今の心のおもりが少しでも軽くなるのではないでしょうか?

今回は以上です。

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