「テレアポの仕事って将来性ある?」
「テレアポの仕事がきつくて、毎日がつらい」
こういった悩みを持った方向けの記事です。
結論から伝えるとテレアポの仕事に将来性はありません。
今回はその理由をテレアポ業界に2年、管理職を2年経験した自分が
テレアポ営業を仕事でやり続けるとどうなるのか?
を今までの経験から、伝えています。
仕事がつらい人、これからテレアポをやってみようと思う人はぜひ参考にしてください
テレアポだけを続けるとどうなるか?
テレアポだけの仕事を選択した結果。
想定されるのは以下の3つです。
・スキルが身につかないまま時間が過ぎる
・会社にとってコスパのいい道具になる
・メンタルを病んでしまい、架電できなくなる
スキルが身につかないまま時間が過ぎる
テレアポは1日中電話をするので、コミュニケーションスキル、マーケティングスキルは自分次第でつけられますが、自分で営業やプレゼンまでしないテレアポだけをやる場合スキルはほとんど身に付きません。
他部署との交流、プレゼン資料作成、対面営業などを経験しないまま
”電話営業をするだけの人”として時間だけが過ぎてしまいます。
次の仕事に活かそうとしても、転職先として市場価値は低く見られてしまうでしょう。
会社にとってコスパのいい道具になる
実は電話営業やテレマーケティングって会社にとって非常にコスパがいいんですよね。
上級管理職の多くは、電話営業の素晴らしさ、会社にとっていかに価値が高い仕事かを高説しますがほとんどが会社に繋ぎ置くための欺瞞といっていいでしょう。
人件費と電話代、最低限の会社設備があれば始められるので、高い機材やWeb広告のように高い運用費がかからないため会社にとっては、安い労働力になるわけです。
給料で高いインセンティブで恩恵を受けている人ならまだ、残る意味はありますが
そうでなければ、早めに離れてしまうことをおすすめしまいます、会社はあなたを守ってはくれないので、、、
メンタルを病んでしまい、架電できなくなる
最終的に自分の適正がわからないまま、ストレスのかかる仕事をしているといつか限界がきます。
退職理由の何人かは架電ができないほど、精神的につらくなってしまい、うつ病を発症してしまった方もいました。
そこまでのブラック企業でないにしろ、きつくなる前に対処することが大事ですね。
次からは病んでしまう原因と対処法を簡単に掲載します。
テレアポでメンタルを病む理由
前回はテレアポを辞めてしまう理由を紹介しました。
気になる方は下記の記事を参考にしてみてください。
今回はより業務的なところから病んでしまう理由を紹介しています。
アポを取ることの再現性が低い
テレアポは何件書けても中々アポに繋がらないことが多いです。
アポが取れたとしても再現性が低いことが病む原因の一つ
・代表の人柄がものすごく良かった
・偶然代表のほしい商材だった
・たまたま会社で暇な時に代表がいた
・トークスクリプトが代表の課題と一致してた
・リストが良かった
取れる要因は自分の実力ももちろんありますが、毎日圧倒的”量”をこなすことで
たくさんの偶然を引き起こす必要があります。
トークスクリプトも机上の空論であったり小手先のテクニックが通用しなかったりも実際に架電をし始めて気付き始めます。
アポが取れた理由を説明できなければ、次も中々取れません、結果取れる回数が減っていき、つらくなります。
断られ続ける
断られるだけならまだいいですが、テレアポ営業の会社は固定番号ではなく
携帯で電話をかけることが非常に多いため
・携帯の番号に対応の書き込みをされる
・着拒されて電話がかけられない。
・クレームで怒られることもある
自分に非はなくても、仕事で電話してる以上、断られ続けなくてはいけません
ノルマが達成できずに焦る
電話営業にノルマはつきものです。
アポが取れないでいると会社の方で設定されているノルマが達成できずにどんどん焦ってしまいます。
基本給+インセンティブの給料系だとノルマを達成できないと、会社に居場所がないばかりではなく自分の給料も最低賃金程度しかもらえないなんてこともよくあります。
会社は利益のために前向きな言葉を投げかけますが、自分に適性がない仕事をこれ以上続ける意味があるのか?を自問自答しなければ
ずっと会社の中で働き続けることになってしまいます、、、
アポを取っても成約に繋がらない
テレアポの仕事はアポを取った後に、自営で案件を対応するから、
別の営業部に任せる他営で案件を取ってくるパターンがあります。
アポを取ったからと言っても、必ず成約に繋がるわけではないので、自営なら自分の力不足で納得できますが、完全分業制を取り入れる会社の場合、強い営業さんについてもらえるか?
といった運的要素もあるので、必ずしも自分だけで数字が安定する業界ではないです。
会社の評判が悪い
自分が原因ではなく、会社の風評がひどく、とばっちりを受けるケースもあります
・営業手法がごり押し
・提案内容が電話と違う
・営業と制作担当者の伝達ミス
・対応が遅い
・全く効果が出ない商材を虚偽の提案で丸め込まれた
よく営業マンと詐欺師は紙一重と言われますが、
なかでもあくどい営業手法を取り入れている会社は
言葉や営業戦略を巧みに利用して、無知な中小事業者や個人事業主を狙います。
自分が本当に効果がでるか分かっていないのに
商品を進めるのは、精神的にもつらいですね。
つらさを克服する方法
メンタルが落ち込むことが多い仕事ですが、上手く付き合っていく方法もあります。
実際に月間1000万テレアポで成績を残した人が話していた内容なので、参考にしてみてください
モチベーションを頭から離す
まずモチベーションの概念自体、頭の中から考えないようにする方法です。
モチベーションが下がったからやらないは危険な考え。
仕事と割り切り、逆にやる気を上げて頑張らなくてもいいので、とりあえず目の前の業務にだけ集中します。
逆に悪徳会社から経営者を救ってあげる社会貢献に携わっていると一種の思い込みで架電をするのも効果的だと聞きました。
この一瞬無心になるのは、結構効果ありなので、取り入れてみてください
競合の悪評を調べて自分の行動を正当化する
自分がやってる行いを正当化する際に、競合サイトの風評や悪評をチェックします。
例えば、K社は5年のリース契約を5万円契約で案件を取っていて、お客さんお口コミも悪い
自分がどの会社よりも早く架電することでお客さんの経営を救うことができる!
といった考えです、かなり自社都合的な考えですが、トップ層の人たちも商材いついては熟知しているため、一種のマインドコントロールに近い状態で考えると、会社のためにという貢献感を得られながら仕事をすることができます。
クレームや長電話はチャンスと捉える
クレームや長電話で落ち込んでしまう人は多いですが、逆に考えてみてください。
特に、架電時間や業務中の架電対応で評価している会社にとっては腕の見せ所になります。
何もしなくても相手が勝手にしゃべってくれるので、通話時間を稼ぎながら、さぼれる最高のタイミングなんです。
電話越しで見ず知らずの他人に怒られるのはつらいですが、黙っていてこちらから仕事をしなくても、相槌をうって謝罪をしているだけで、勝手に給料が稼げます。
発想を転換する際に、使ってみてくださいね。
メンタルを病む前にするのは転職
ここまでメンタルに及ぼす影響と対処法を紹介してきましたが。
本当にきついとかんじたら、職場をはなれましょう。
逃げるってマイナスなイメージをもつ事が多いですが、適性を知ったうえで、別の業界で戦うのは逃げではなく戦略的撤退です。
むしろ勇気のある行動なので自分で自分を褒めてください。
早い話、自分の適性を知ったうえで転職することをおすすめします。
転職の流れは以下の通りです。
自分の適性を知る
自分の適正について知る際におすすめのアプリは
「ミイダス」です。
200万人の年収データと転職実績のデータを元に自分の市場価値を計測できるので
転職するのが初めて、自分に合う企業が知りたい!
といった方にはおすすめのアプリの一つですね。
転職サイトで求人を常にチェック
自分から転職サイトで求人をチェックするやりかたですね
ただやみくもに、求人をチェックしていても時間ばかりが取られてしまうので
おすすめはオファー型求人サイトの活用です
それぞれ以下でおすすめの理由を紹介します。
dodaキャンパス
dodaキャンパスは株式会社ベネッセi-キャリアが運営する逆求人型サイトです。
7600社以上の契約企業があるため、自分の適性や経験にあった企業が知りたいといった方には無料で登録もできるのでおすすめです。
希望条件に合わないオファーも届くことや怪しい企業も中にはありますが、オファー受信の制限があるので安心してくださいね。
無料登録は下記のボタンから登録できます。
転職会議
転職会議は株式会社リブセンスが運営する元従業員の口コミがみられる口コミサイトです。
気になる企業の会社の本音まで書かれているため、よりリアルな情報が知れる求人サイトとして参考になります。
ただ実際に辞めた人の口コミも多く掲載されているため、ネガティブな印象が多く集まってしまう点もあります。ミイダスなど他の求人サイトと組み合わせて使う使い方がおすすめですね。
登録は無料なので、企業のリアルな口コミを見たい方は以下から登録してみてくださいね。
転職エージェントに話をする
初めて転職活動をする方は転職エージェントを利用するのもおすすめです。
その業界にしかわからないようなリアルな情報を教えてくれるのはもちろん、面接対策や給料や条件の交渉など、自分から言い出しにくいところも代行で対応してくれるメリットがあります
まとめ:精神的にきつくなる前に逃げ出そう
ここまでテレアポ営業を続けるうちメンタルを病んだらどうなるのか?について解説していきました。
ぶっちゃけ、1年以上続けられるだけでもかなりつよいメンタルの持ち主です。
つらくなる前に、違う職場でスキルを上げる選択肢も考えてみましょう。
今回は以上です。