こんにちは、moneです。
今回は
・おすすめの自己啓発本は?
・「嫌われる勇気」ってどんな内容?
・今の自分が好きになれない
などの悩みを解決してくれる本をご紹介します
本記事の内容
- 「嫌われる勇気」基本情報
- 「嫌われる勇気」あらすじ
- 「嫌われる勇気」感想
- 本書を読んでの実践
- まとめ:他人の価値観で生きるのは不自由!もっと自由に生きよう!
この本は私が高校2年生の時、
友達を作ることを否定し続け、ひたすら孤独を選んでいた時に出会った本でした。
いまから7年ほど前になりますが、当時人間関係にも進路にも悩んでいた多感だった高校生の時に救われた本の一つです
社会人になってあわただしく、毎日が過ぎる中で、ふと本棚から懐かしさを覚え、再読したのが、紹介したきっかけです。
本を読む時間がない人でもこの要約を読めば、全体像がつかめます、上記のような悩みがある人には声を大にしておすすめの本ですので、さっそく見ていきましょう!
この記事の内容
「嫌われる勇気」基本情報
書名:嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え
著者:岸見一郎、古賀史健
出版社:ダイヤモンド社
発行年月:2013年12月
定価:1,500円+税
フロイト、ユングと並んで「心理学の三大巨頭」の一人アルフレッド・アドラーの思想哲学者と青年による対話形式の物語として、描かれています。
嫌われる勇気はアドラー心理学を簡単にわかりやすく、説明してくれる、入門書とも言える本です。
「嫌われる勇気」の著者について
アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏が出版した
「アドラー心理学 入門」をライターの古賀史健氏が”青年”の時に出会ったのがはじまりです。
岸見氏は元々哲学を学んでいました、西洋哲学の中心的なテーマである「幸福とはなにか?」の問題に対して、アドラー心理学と哲学を並行して学んでいきます。
本書では、ソクラテスやプラトンなどの哲学も頻繁に出てくるのですが、ソクラテスの思想を弟子のプラトンが読み解いて広めたように、岸見氏の案を10年後感銘を受けた古賀氏が哲人と青年の関係のように対話を交えたからこそ
今の私たちに、アドラー心理学、または哲学の思想を伝えてくれる本として現在まで国内228万部、韓国130万部超、台湾60万部超、世界累計で500万部を超えるベストセラーになっています。
「嫌われる勇気」あらすじ
本書のざっくりとした内容は悩み多い青年が哲人と議論をする上で
「世界はシンプルである」
「人はだれもが幸福になれる」
といったテーマを第一夜~第五夜に分けて思想を展開していく物語です。
人はだれでも変わることができる
冒頭で人は変わりたくても変われないといった青年の主張があります。
まさに我々が、抱えている悩みの一つではないでしょうか?
もっとキレイな顔で生まれたい、頭が良ければよかったのに、自分が嫌い
”現在”の姿をみてどこかであきらめてしまっている、、、
そんな経験が私にもありました。長年の考えはすぐに払拭できるものではありません
ではなぜ人は変われるのでしょうか?
それは物事の結果を原因ではなく目的に向かって生きるからです。
トラウマは存在しない
アドラー心理学ではトラウマを明確に否定しています。
過去は既に起こってしまった事実です。
”大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかである”
私たちは常に災難や悲劇、選択と様々な試練が降りかかります、生まれも育ちも、性別も違う中で、既にあるものを嘆いてしまっても仕方がありません。
過去に支配されずに自分がどうしたいのか?を知り、自分で選択をした人生を歩むことが変われる理由になります。
私たちに足りていないのは「勇気」
・仕事が忙しくてやりたいことができない
・親と仲が悪い
・過去にいじめがあった
変わらない理由は自分を守るための免罪符にもなります。
逆を言えば、仕事が忙しくなければ、やりたいことをできる
親と仲が良ければ私はもっと幸せになれる
とできる理由を残しておきたいんです。
人は変わることを恐れる生き物です。はじめは少し抵抗があるかもしれませんが
哲人も青年に「あなたの不幸はあなた自身が選んだものである」と残している通り
変わることでうまれる不安、変わらないことでつきまとう不満それらを
過去や環境のせいにするのではなく、自分から選択が必要です、
私たちに足りていないのはお金でも、名声でもなく
幸せになる勇気だと第一夜の終りに哲人が青年に話します。
すべての悩みは対人関係の悩み
常に他人と比べて劣等感の塊である青年に対して哲人は
人生は他者との競争ではないと話します。
「同じ平らな地平に、前を進んでいる人もいればその後ろを進んでいる人もいる」
嫌われる勇気
ここでは劣等感を持つことは悪いことだとは書かれていません。劣等感と劣等コンプレックスの2つの存在に分けています。
劣等感は使い方次第で努力や成長の促進剤になる
・社内で同期の子が営業成績で1位をとったから私も順位にはいれるように頑張ろう
・友人は結婚をして子供と幸せそうだ、私もそんな家庭が気づけるように参考にしよう。
より健康で正常な状態でいようとすることとは別に
劣等コンプレックスは劣等感を言い訳に使い始めた状態
・私は中卒だから、いい会社にも入れないし、給料も低い
・私は内向的な性格だから、働くことは向いてない
これも先程の項目であった自らのライフスタイルを変えるための勇気を持ち合わせていないことによる選択です。
人はいまこの瞬間から幸せになることができる
成功とは、大きな事業での成功や後世に名が残るようなことでないと生まれてきた意味がないというう主張に対し
哲人は人生を物語のように線で考えるのではなく、点と点の連続であると、言います。
私たちは”今、この瞬間”にしかいきれないのであって、
目の前にあることを、真剣に向き合っていくことが幸福であることなんだと話しています。
私たちは、明日どうしているでしょう?いつもと同じように寝て、食べて、仕事をしてるでしょうか?
それとも突然終りが来たり転機が来るでしょうか?
哲人の教えでは常に自分の目的に向かって人生を選び取ることが出来ることを教えてくれています。
「嫌われる勇気」感想
どこで人生が完結しても、常に自分の人生に意味を与えるのは自分自身だということだと思えれば今日から私たちが本当にやりたいことに向けて動き出せるのではないでしょうか?
この青年の主張一つ一つが、現在変われないことに悩んでいる、あなたの主張かもしれません。
私たち人間が抱える対人関係の悩み、将来の不安、現状への不満、
人はどうしたら幸せになれるのか?
をテーマに哲人と対話形式で自分自身が優しく時には厳しく、確かな根拠や論理を用いて、話しかけられるような本です。
幸せの心理学として、ぜひ日常に取り入れられれば、いまこの瞬間からきっと変わります。そう思わせてくれる本でした。
本書を読んでの実践
仕事編
承認欲求を捨てる
上司からの評価、同僚からの期待、会社という一つの組織の中に働いていると多くの責任や期待があります。
自分の期待を応えるためならそれらも試練として受け入れられますが、他人の期待を答えるための人生であるならきっぱりと止めましょう。
最低限の給料分の働きをしているなら、無理に働きすぎなくても十分に幸せになれるからです。
長時間の残業、上司の言いなり、休日出勤や転勤の要請、こちらの主張を貫き通す勇気を持つことも時には必要です。
貢献感をもつ
仕事の醍醐味は、自分の為に稼ぐことではありません。
他人の為に役に立っていると感じること、が本来の仕事のあり方であると思っています。
給料が高いから、認められたいから、自分の為に働くことも大事ですが、
成功していると評価されている人たちは、常にユーザーファーストのサービスや物を世の中に生み出して仕事にしていました。
今自分の仕事に違和感を感じているなら今が変わるチャンスイなのかもしれません。
仕事を人のために貢献できることにしましょう。
子育て編
子供と対等に接する
・子供がぐずっていうことを聞いてくれない。
・悪さばかりして、勉強をしない
・子育てに疲れて自分や子供に対して愛情がなくなる
私は、これから1児の父として、子供との時間をめいっぱい使うつもりですが、育児の本や経験談を聞いていると、実際に経験しないとわからないことばかりがほとんどです。
ただアドラー心理学や今までの仕事で生きたスキルも併せて取り入れられるとは思います。
一人の親としても一人の人間としても子供が大きくなって子供を理解してくれる年齢になったら、対等の存在として扱う瞬間も必要だと感じています。
子供の課題と親の課題を分ける
よく勉強しなさい!とか、悪いことはしちゃだめ!
といった押し付けた教育は僕自身も嫌いでした。
自分を変えられるのは自分だけ、子供の課題は何か、それをしないと困るのは誰かを見極め、
時には見守ることを意識していく必要もあります
子供が本当に手を差し伸べたときに親として金銭的な援助や相談が出来ることが親として、子供の意思を尊重してあげられることではないでしょうか?
課題の分離を取り入れることは子育てにも役立ちます。
この件は実際に取り入れて子育てをしてみた経験談で紹介しますね。
まとめ:選ぶのは自分自身
ここまで読んでくれた方に、絶対読むべき!読んで損はないなどと話しません。
選ぶのは自分自身であり、あなた自身なのですから、
ここで紹介した内容は本書のほんのごく一部です。
興味が出たらたら近くの古本屋さんをみたり、ネットで注文してみてもいいのではないでしょうか?
自分自身で変わることのできる勇気をくれる本です。
最後までお読みいただいてありがとうございます。
今回は以上です。